出会う、集う、語る、つながる。地域みんなで子どもを育てる。
不安なく喜びの多い子育てができるよう、保健師を中心に渋谷区がサポートを行う「渋谷区子育てネウボラ」。それを体験し、知ることができるイベントの第二回が開催されました。

きて みて しろう! 渋谷区子育てネウボラ -ママ、パパ、子どもたちの渋谷区子育てネウボラ体験 vol.2

2019年10月6日(日) @美竹の丘・しぶや2階
会場では、取り組みを紹介する展示やガイダンス、体験イベントなどが催されるなか、「わくわく子育てin shibuya」と題されたトークイベントが行われました。

登壇
東京大学大学院教育学研究科教授
同大学院発達保育実践政策学センター センター長
NHK Eテレ「すくすく子育て」出演中
遠藤利彦さん

渋谷区長
長谷部健さん

タレント/デザイナー
渋谷区子育てネウボラ アンバサダー
渋谷未来デザイン フュチャーデザイナー
若槻千夏さん

渋谷区教育委員
ナチュラルスマイルジャパン株式会社 代表取締役
松本理寿輝さん(モデレーター)

 
トークは参加者の皆さんから事前に寄せていただいた相談に、各者が回答するかたちで進行。
ここでは印象深かった発言をいくつかご紹介します。

妊娠期編

「初めての出産は確かに不安でしたが、ピアスも開けられないような私でも出産できたので、何も心配することはありません。
それよりも出産後の楽しいことを考え、前向きに出産に向き合うことが大切です」(若槻千夏さん)

「妊娠中の胎児への関わり方が、生まれてからの関係にも影響を及ぼします。
胎児はお腹にいる時から母親の声を聴いているので、胎児に話しかけることも重要です」(遠藤利彦さん)

食事・睡眠・遊び(基本的生活習慣)編

「子どもが関心を持つものが、子どもにとってのおもちゃになります。親は子どもが関心を持つものに共感してあげることが大事です」(遠藤利彦さん)

児との過ごし方・親の関わり方編

「アタッチメント(愛着)とは、子どもが不安な時、信頼できる大人にしがみついて安心すること。単なるスキンシップではなく、不安な時、抱きしめてあげることで不安が解消し、また一人で行動できるようになります。
親の存在とは、子どもが不安になった時に戻ってくる場所=安全な避難所でもあり、子どもが落ち着いたら背中を押してあげる=安心の基地でもあるべきです」(遠藤利彦さん)

保護者編

「仕事をしていることについて、子どもに『ごめんなさい』と思わないことが大切です。
親の仕事をきちんと伝え、長女には幼い頃からデザイン仕事をしているところを見せています。
今ではデザインをしていると『こっちの色がいいよ』と関わってきてくれるようになりました」(若槻千夏さん)



有意義なトークセッションのほかにも、育児のなかでの“気になる”や“心配”に寄り添う展示やガイダンスが行われ、来場者の皆さんの熱心な視線が向けられていました。


ガイダンス・体験

  • 保育園入所ガイダンス
  • よい歯でよくかみよいからだ 歯APPY PHOTO
  • 食事のバランス取れていますか